みなさんこんにちは。
いかがお過ごしでしょうか?
今日は春の穏やかな気候があたたかくて、花粉症相まってかとても眠いというかぼーっとします...
春の気候は変わり易くて、先日までの雨も上がり、ようやっと春本番ですね。
先日のブログも春について、出逢いと別れという題目で、特に出逢いにスポットを置いて書いたのですが、やはりこのシーズンは別れも多いわけです。
新しい環境に身を移すと、少しずつ気持ちも変化してきます。
特に学生の方や新しく何かお仕事をはじめられる方、転勤等で住まいを移す方も、きっと何かを置いて新たに始められるのだと思います。
そうすると、今まで何かしら継続していることを一度やめたり、断ち切ったりするわけですよね。
何だかんだ、終わりは始まりと言いますが、そういう決断をしていく上で様々後悔や悲しみってあるのだと思います。
私にとっての春は、本来まさにそういうシーズンでした。
近頃になって春というのは新しいものに溢れているみたいな、そんなポジティブなモチベーションで迎えられるようになったのですが、
何より特に、別れの折を引きずることが多かったのです(笑)
楽しいことはもちろん記憶に残るのですが、やはりマイナス因子は何故かエネルギーがより一層強くて、
ふとしたきっかけで頭がいっぱいになるのです。
それは本当に日常の誰かが言った言葉や、匂いや、音楽がきっかけで、1人でいる夜なんかは特に。
そんなときは寝てしまえばいいや!っていう方もいらっしゃると思うのですが、
考えが堂々巡りのときは頭がさえてしまって寝ることよりも、
ひたすら落ちていくときがあります。
まさにこんな感じ?(笑)←
横になったまま動けなくなって、酷いときは何もないのにシーツ握り締めて泣いていたり...
頭の中にいろんな要素が渦巻いて離れないみたいな。
男性の皆さん女性は複雑です。← 自分で言う(笑)
私はそんな夜にずっと思っていることや、
そのときに想像していることを携帯のメモやノートに殴り書きしています。
そうしているうちに疲れて、寝てしまって…次の日に残ったメモを見て
私の場合そこから自分のオリジナル曲のアイデアが生まれることがほとんどなのです。
いわゆるデトックス的なものなのかなと思いますが、もし悩みがあるならば一度自分の状況や、
それに対して少し客観的な意見を書いて見るのもいいかもしれません。
私にとっては、それが何か自分の弱さを乗り越えた証のようなものになっていて、
昔に書いておいたものを今でも見返して、逆に強さを貰えることがあります。
内容を公にするとまずいのでそのものは乗せられませんが...
このRecallingという曲はまさに当時付き合っていた人との決別の前に書いていた言葉たちから生まれました。
Recallingの1番の歌詞全貌。 It's not what I used to be 今までの自分じゃないみたい Lose control, in a while as a child 子供みたく コントロールできなくなって Nothing goes its own right way 何もかも上手くいかずに This kind of sorrow kills me in vain この哀しみがただ無残に私を切りつける Now I stand and see the edge of sadness 今 私は絶望の淵に立っていて Probably you'll never know それをあなたは知ることはなくて This sweet pain この愛しい痛みですら Ain't that like a meanless thing それは無駄なものなんかじゃない I'd rather kill myself 自分を懲らしめたい Kill myself than feeling nothing 自分を傷つけたいんだ なにも感じないよりも Can't even hear なにも聞こえない Someone calling on my name 誰か(あなた)が私を呼ぶ声がしているのに Though it's temporal affairs それが一時の情事だとして Take up my attention but 私の心を乱すのだけど It's too late あなたは遅すぎて I'm moving on the bright future 私はもう明るい方へと向かっている So let me be myself till the end ただ自分らしく 最後までいさせて
何というか、弱いんですけどその中でも乗り越えていく女性の強さみたいなものでしょうか。
是非聴いてみて頂けたら嬉しいです。
さて、「後悔のあと」という今回のタイトルですが、このオリジナル曲はもちろん、
私のアルバムタイトル「Leave Love Behind」にこめられた思いに通ずるものがあります。
ブックレットにも載せましたが
―――置き去りにされた愛
―――愛を追い越して
―――愛の痕を残して
という意味をこめています。
やはり心に大きく傷を負うと、それを忘れられないということもありますが、
時間がたてば熱が冷めて、それを越える新たな相手、モノ、場所を求めて進みはじめるわけです。
しかし何かのタイミングでまた同じように躓き、思い返すことがあるのです。
4曲目のTime After Timeはまさにそんな瞬間をキャプチャーした歌だと思います。
Sometimes you picture me, I'm walking too far ahead
たまにあなたは私のことを 私が遠く先に行ったようだって思い描くでしょう
You're calling to me, I can't hear what you've said
呼び止めてくれるんだけれど 私はあなたの言うことが聞けなくて
Then you say, "Go slow", I fall behind
そうしたら「ゆっくりでいいから」といって 私は歩調を遅らせた
The second hand unwinds
そして秒針が逆転する
思いが強すぎるがゆえにひた走り、結局は相手の優しさや気持ちに心を傾けられず、
駆け抜けてしまう..あとから思い返せば、もっと自分が出来たことがあったんじゃないか、
言葉の真意を一度考えられる余裕があれば、今はまた違ったのかなと思うこともあります。
そうして、過去の傷痕にまた熱を感じる瞬間が来るのです。
裏腹な心。
いつからそんなサイクルに陥ってしまったのだろう
あの時強がっていなければ
あの時目を合わせて
分かり合えれば...
時は過ぎて今、ふと過去が熱を帯びる
― from the booklet of Leave Love Behind
あなたにもそんな瞬間はありますでしょうか。
忘れたはずのあのころを思い出す時、
自分の恋愛的な相手でなくても、
家族や 友人にそんな思いを馳せることはありませんか。
そうして失ったものが与えてくれる強さや優しさは、きっと誰かに届くはず。
誰かを思う夜、この曲はそんな瞬間、寄り添う存在になれるようにと信じて歌っております。